体験談2 〜入院中〜

約4ヶ月にわたる入院生活🏥

特別な処置や検査をするわけではなく、とにかく安静にすること、少しでも食べられるようにすること、休むのを覚えることを目的とした入院だったと思います。体重が35kgまで戻ったら退院できると言われており、早く日常生活に戻りたかった私はやっと「やばい、食べなきゃ」という意識になれました。それでも食べられないものが多く、主治医や栄養士さんに相談しながら、できるだけ食べられるものを出してもらっていました。

 

摂食障害になる人は、真面目すぎたり、人の顔色を伺いすぎたりすることが多く、家庭環境に問題がある人も多いと言われています。そのためか、主治医からは「もっとわがまま言っていいんだよ」といつも言われており、かなり面倒なお願いもしていたと思います。(今となっては対応してくださった栄養士さんや調理師さん達に感謝しかないです🥲)当時の私を振り返ると、家庭環境や親との関係性には問題はなかったものの、やはり真面目すぎ、顔色伺いすぎな傾向はあったなぁと思います。(ちなみに大人になってから自分はHSP:Highly Sensitive Personであることに気づきました)

摂食障害心身症なので、このような考え方や気持ちの上でのケアもしていただいていました。

 

色々トラブルもありましたが、徐々に食べられる量や種類が増え、体重も戻っていき、入院から約4ヶ月後に35kgになり、退院することができました。

ただしこのときも食に関して様々なこだわりが強く、まだ摂食障害が治ったわけではありませんでした。退院後も闘病は続きました。

 

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